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映画『エクソシスト-信じる者-※原題THE EXORCIST BELIEVER』

かんたんなあらすじ

亡くなった母親と会話をするために霊を呼び出す儀式を行った少女二人が悪魔に憑りつかれてしまう。その悪魔は50年前にリーガンという少女に憑りついた悪魔だった。彼女たちを救出するために悪魔に立ち向かう大人たちの葛藤を描く。

子どもに見せられる?

映倫区分:PG12

映倫コメント抜粋:悪魔憑きによる年少者の苦悶の描写がみられるが、親又は保護者の助言・指導があれば、12歳未満の年少者も観覧できます。

オリジナル「エクソシスト(73)」に比べると、まだ、子どもには見せられるかもしれない。。。映倫区分もPG12なのでちょっと納得。みせるために?どんな助言・指導をしたらいいのか?すぐには思いつかない。ただ、あえて見せたいとは思わない。見せる理由がない。

ストーリーの性質上、悪霊に対する恐怖をあおる描写が続く。これが子どものトラウマとなる可能性は非常に高い。

もし、悪霊退治を生業にしている家であったとしても、子どもが悪霊に対してトラウマを持つとしたら大損失だろう。

どの家でも子供の興味が変に悪霊の方に向いてしまい、将来サタニストになる可能性は避けたいと思うはずだ。

見た人ならわかる内容についてあれこれ

敬虔なキリスト教徒が自分の娘が悪魔に憑りつかれたとき、どういう精神状態になるのか?

悪魔に立ち向かうではなく、まず自分自身が打ちのめされるのだ。自分が罪を犯したから娘が悪魔に憑りつかれた。と思い、何もできなくなるのだ。

対して、無神論は強い。なんとか自分でしようとする。日本人は厳密に無神論じゃないけど、日本人の感覚にはこっちが近い。

カトリックの中央集権の封建的な雰囲気。カトリック教会としては悪魔に憑かれた少女たちに精神病院へかかるように告げる。カトリック教会が悪魔の存在を否定しているようにも取れる。そもそもの信仰の土台が揺らいでしまうがそれは大丈夫なのだろうか?という疑問がぬぐえない。

カトリック教会のバックアップはしてもらえなかったので窓口となっていた神父は良心に苛まれる。大分たってから、ついに良心の葛藤を超え、悪魔祓いをする神父。神父が唱える呪文?祈り?の文句は悪魔に対してすごく効果があるように見える。そのまま彼だけが唱えていたら良かったのだが、一人の修道女になれなかった女性が聖句を唱え始めると悪魔たちは力を取り戻し、神父は死んでしまう。

少女に悪魔が憑りついていることは観てる方としてはわかっているので、カトリック教会の判断は間違っているし、窓口の神父が教会に逆らってしまった末の末路で死んだようにも思える。中央集権の組織の所属しながら従わなかった結果が悲惨だという教訓なのか?神側の組織であるカトリック教会が間違えるということはつまりカトリック教会に神はいないのか?

一人の修道女になれなかった女性が聖句を唱え始めると悪魔たちは力を取り戻したのだが、自分の中に葛藤があるとそこを悪魔に付け込まれる、悪魔に力を与えるという描写のように見える。

悪魔がどちらかの少女を選べと問いかけ、父親が「自分の娘を選ぶ」と答えてしまった。その結果、その家の少女は死んだ。これは、悪魔と会話したり接触してはいけないというキリスト教の信条を違反したからなのか?悪魔の悪戯で助かる少女は変更されてしまったのか?そこがわからない。続編への伏線か?

ヒーリングをする女性が、少女が一人死んだあと、灯していた2つのキャンドルのうち、一つの灯を消したシーンが謎。続編への伏線か?

続編とは?

今回のエクソシストは、オリジナルの世界と同じ時間軸を踏襲しながらのリブートになり、3部作の予定とのこと。1作目は映画館で公開されるが、2作目以降は、ピーコックでプレミア配信の予定らしい。

エクソシスト(73)の主演の少女死亡説

エクソシスト(73)の主人公リーガンを演じていたリンダ・ブレアはエクソシスト(73)が公開後、ほどなくして死んだと誰かに聞いて信じていたが、なんと現役だった。エクソシスト2に出てからもいろいろな作品に出演している。

オリジナルは絶対見といた方がいい。

キャスト

 

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